WitchStar設定集
1.WitchStarの設定

1-1.WitchStar(部隊)
部隊としてのWitchStarの始まりは、国連軍所属の「国際傭兵部隊」の一小隊としてだった。
主な活動に、戦闘技能の向上や、曲技演舞飛行(アクロバット)、テロやクーデターなどの
鎮圧などがある。初期はアエロバティックチームとして発足=>国際傭兵部隊=>設計局設立・・・と
発展していった。基点となる国は世界各国に複数ある。これは、部隊規模が大きくなるに
つれて、世界各国から機体や人材が集まってきたため、配備機の規格が
多岐にわたってしまった。ゆえに、整備や部品調達をしやすくなるようにした為である。
将来的には、全長1kmの「超弩級空母」も就役予定である。
今までは、配備機は、例え、艦載機だったとしても陸上基地主体の運用だったのが、
徐々に海上の勢力や運用能力も持ち始めている。

1-2.WitchStar(設計局/製造/運用)
設計局などとしてのWitchStarは、専用機「WF-01」の開発に始まった。
当時、WitchStarは、「高機動に耐えうるアクロバット練習機」としてWF-01 WitchStarを
開発していたが、後に、WF-01は、小型戦闘機として設計変更がなされた。
小型機ゆえ、良好な機動性でありながら、扱いやすさとのバランスが好印象だった。
そのため、後に、WF-01は数多くの派生タイプが作られている。

1-3.アエロバティックチームとしてのWitchStar
当初、アエロバティックチームとして、WitchStarは始まったのだが、
当時は、WF-01系のようなアクロバット適任機が無く、国連軍の別部隊からの
「お下がり」のF-141A(架空機)を使用していた。斜め双垂直尾翼、単発、
デルタ翼の機体で、速度性能と機動性に優れていた機体だったが、低速域の
安定性に欠け、FBWもまだ発達していない時代に誕生した機体だったために、
評判はあまりよくなかった。その後、何度かの機種変更を
経て、最終的にはWF-01AからWF-01Sと機種変更され、今に至る。

現在のアエロバティックチーム使用機体「WF-01S ウィッチスター」
WF-01S WitchStar

1-4.WF-01ウィッチスター/WF-02スーパーウィッチスター/WF-04エレガントウィッチ

WF-01ウィッチスターは、小型単発、空を飛ぶ魔女のような機動性のよい機体を
目指して開発された。開発当初のWFX-01AはWF-J1-090エンジンを2基搭載した
機体だったが、パワーを燃費や機動性との比較検討した後、機動性に対して
やや過剰パワーだったために、WF-J1-090エンジンをややパワーアップした
WF-J1-100エンジンを単発搭載することが決まった。
後に、WF-J1-100のパワーアップ版のWF-J1-130エンジン、更にその進化タイプの
WF-J1-150エンジンを搭載した派生タイプが出現した。
後にWF-01Sの後継機、WF-J1-200エンジンを2基使用した、
大型戦闘機のWF-02が開発される事となる。
シリーズ機体を総称して、"ウィッチスター"シリーズ、
または"ウィッチ"シリーズと呼ぶこともある。
また、WF-02の後継には、WF-04エレガントウィッチが計画されている。

2.WitchStarの所属機
・マーク
三日月、ホウキ、星を基調としたマークであり、魔女を連想させる物が組み合わされている。

・基本的な機体色について
初期のWF-01は、藍色をベースに、翼外側を薄黄色で、機体下部を白で塗り分けられていたが、
WF-02からは、一部の例外を除き、藍色1色に統一された。また、WF-01系でも、
試作型のWFX-01Aや、戦闘攻撃機のWF/A-01D、練習機のWT-01Aは専用色になっている。


・WitchStar専用機について
WF-01 WitchStar系(10種類)

WFX-01A WitchStar(試作機)
初期の試作機。当時は、比較的小型のエンジン(WF-J1-090)を2基搭載した双発機だった。
燃費、重量の関係で単発に設計変更されるが、後に、派生タイプで本機を改造した案も
出てくるなど、旧式機だが、戦闘機としての開発ベースとしては、まだ注目度が高い。

WF-01A WitchStar(戦闘機)
WF-01系のベースとなる、最も基礎的な機体であり、
ややパワー不足(戦闘機として運用する場合)の感は否めないが、扱いやすい。
WF-J1-100エンジンを単発で搭載している。
しかし、WF-01SやWF/A-01D等が登場する事により旧式化し、
現在は、WF-01SやWF/A-01D等への機種転換が始まっている。

WF-01B WitchStar(VTOL戦闘機)
WitchStar製戦闘機の中では、唯一、VTOLが出来る戦闘機。前線基地での需要の他、
軽空母への展開も出来る。ただし、航続距離は、他のWF-01同様に短めである。
その為、実際にはSTOVLでの運用がなされる。

WF-01C WitchStar(戦闘機)
WF-01Aの複座仕様。それ以外はA型と全く同じである。
WF-01SやWF/A-01D等が登場する事により旧式化しており、一度は退役説も流れた事がある。
しかし、現在は、卒業間近の訓練生用に、高等練習機として再就役している。

WT-01A WitchTrainer(練習機)
WF-01Cを練習機に改造したもの。練習機のため、速度性能はマッハ1.3+に制限されてはいるが、
フラップの効き等を高めており、中等練習機としての性能はピカイチである。

WF-01S WitchStar(戦闘機)
WF-01Aのエンジンを、2次元推力偏向付きのWF-J1-150エンジンに換装、DFBWの制御見直し、
そして、待望のカナード翼を装着した機体である。WF-01の中ではダントツの人気を誇り、
「部隊の顔」としてのイメージキャラ的な機体になった。Gリミッターをカットすると、
驚愕の飛行が出来、エアショーでのアクロバット飛行で、その勇姿を見せてくれる。
「WF-01最強」とも言われるその機動性は、アクロバット飛行だけでなく、
戦闘時も大きなアドバンテージとなる。それは、WF-01系で飛び抜けた戦果(主として空対空)
を挙げている事からも明らかである。
ただ、欠点としては、失速機動中の超低速域は、お世辞にも安定性が良いとはいえない。

WF-01SP WitchStar(計画中止)
航続距離が最大の弱点であるWF-01系の対処に、コンフォマールタンクをWF-01Sに装着した
機体。1機製作された。機動性はWF-01A程度にダウンしたが、安定性は向上。
航続距離も大幅に延伸する事が出来た。しかし、WF-02が開発されて、
その意味も失われた。結局、計画はそのまま中止に。
*機体は、後にWF-01S規格に戻されている為、現在、実機は存在しない。

WF-01M WF-01Sデルタ翼仕様改造機 *愛称未定(計画中止)
WF-01Sのペイロード確保の対処に、主翼をデルタ翼に換装した機体がWF-01M。
1機製作された。ペイロードの向上は成し得たものの、動翼の小ささや重量過多による
安定性不良が原因で試験飛行のみに終わった。結局、計画はそのまま中止に。
*機体は、後にWF-01S規格に戻されている為、現在、実機は存在しない。

WF/A-01D DarkWitch(戦闘攻撃機)
WF-01Sを対地攻撃機仕様に改造した機体。主翼下にロケット弾ポッドを装着している他、
機首下に、前方赤外線監視装置(FLIR)を搭載。このFLIRは、地上任務専用仕様である。
また、機体が専用カラーになっている。
機動性はWF-01A程度にダウンしたが、対地攻撃性能は大幅に改善された。
現在のWF-01は、WF-01Sと、このWF/A-01Dが主力になっている。

WA-01A SuperDeformed(計画案)
WF-01の中で、いや、おそらく、WitchStar専用機のWFシリーズの中では唯一であろう。
愛称に「魔女」がついていない機体は。Su-34ストライクフランカーのように、
胴体を横に伸ばして並列複座としている機体である。
ちなみに、ベースは戦闘機のWF-01Sであるが、戦闘機としての能力は、
ほぼ完全に削除(自衛用の対空ミサイルは装備できるが)されている。
*実機は存在しない。


WF-02 SuperWitchStar系(4種類)

WF-02A SuperWitchStar(戦闘爆撃機)
WF-01Sの後継機。しかし、大型機になったことにより、小型機のWF-01系を退役させる事が
出来なかった。その為、後継機ではなく、事実上の新機体となっている。
爆撃機としての能力は非常に高い。3次元推力偏向ノズルを装着しており、
ある程度の対空戦闘も可能だ。エンジンはWF-J1-150の発展型のWF-J1-200を
2基使用している。ちなみに、複座機である。

WF-02S SuperWitchStar(戦闘爆撃機)
WF-02Aの推力偏向ノズルを、箱型ノズル式にした機体。
ヨーイング偏向が出来なくなる代わりに、ステルス性を向上する事に成功した。

WF-02SC SuperWitchStar(戦闘爆撃機)
WF-02Sの艦載機版。

EW-02SC ScaningWitch(電子戦機 兼 爆撃機 兼 AWACS)
WF-02SCに巨大な索敵レーダーを装備しており、広範囲での索敵/警戒が可能だ。
前席にパイロット、中央席に攻撃手、後部席にレーダー手の3座機である。
「簡易AWACSとしての機能も備えた爆撃機」といったところで、
索敵/警戒と同時に、地上目標の殲滅が可能である。


WF-03 WitchThunder系(1種類)

WF-03A WitchThunder(ステルス戦闘機?)
WF-01の後継とウワサされている、制空戦闘機。ステルス試験の際にWitchStarの
EW-02SCがレーダー補足テストを行ったが、WitchStarのEW-02SCでさえも、
従来のWFシリーズに比べて補足が困難だった事から、WF-04よりステルス性が
高いと言われている。YF-23に似たシルエットだという事以外は、
現時点でどの程度まで開発されているか等、詳細な情報は一切不明。
WitchStarの機体では、外部に委託した珍しい例である。
*実機は存在しない。


WF-04 ElegantWitch系(3種類)

WF-04A ElegantWitch(ステルス戦闘爆撃機)
WitchStarの、次期主力戦闘機計画の計画案。
ステルス性は、完全ステルス設計の機体には劣るものの、武装能力はかなりのもの。
ミサイル関連は、主翼下のパイロンに装填し、爆弾槽には24発もの250ポンド爆弾が
装填可能である。エンジンはWF-J1-200の発展型のWF-J1-220を2基使用している。
日本向けには「WF-04J 天女」が提案された。

WF-04B ElegantWitch(ステルス戦闘爆撃機)
WF-04の複座仕様。基本的な性能はA型と変わらないが、
一部には、アスレティング・フックを装備している機体もある。

WF-04J 天女(ステルス戦闘機)
WF-04の長距離要撃仕様。基本的な性能はA型と変わらないが、
爆弾槽の部分を燃料タンクに作り変えてある。行動半径は大幅に向上したが、
爆弾の運用が出来なくなったため、対地攻撃能力は低下している。


WB-01 ArckWitch系(1種類)

WB-01A ArckWitch(ステルス宇宙巡航超音速偵察爆撃機)
超高高度から宇宙を飛行する、宇宙巡航超音速偵察爆撃機。ステルス性能向上のため、
機首部には、SR-71ブラックバード偵察機のようなチャインを設けている。主翼はカナードデルタ。
エンジンは、このWB-01Aの為だけに専用に開発されたWB-TRJ/RK2-100を採用。
ちなみに、宇宙往復も出来るよう、燃料は宇宙巡航用と空中巡航用の2種類が使用され、
ターボラムジェットモードかロケットモードかの切り替えによって、燃料が自動的に切り替わる。
エンジンは、なんと10基搭載している。
それも、全長100m、全幅50m、全高15m級の超弩級大型爆撃機であるからである。
この機体をベースとした宇宙巡航超音速旅客機も計画されているようだが、
維持費がバカにならないとされ、どうやら却下されるようだ。
*実機は存在しない。

・搭載されるエンジンについて

WF-J1-090
1基あたりの推力:ミリタリー 4.25t,A/B 6.5t
WF-01開発原型機のWFX-01に初めて搭載された。
小型機での双発を前提にしたエンジンで、小さい割りに高出力なのが特徴。
主な搭載機:WFX-01A

WF-J1-100
1基あたりの推力:ミリタリー 5.4t,A/B 9.0t
WF-01量産型のWF-01Aに初めて搭載された。
小型機での単発を前提にしたエンジン。基本的にWF-J1-090を大きくした物である。
主な搭載機:WF-01A,WF-01B(WF-01Bは他にもVTOL専用のロケットノズルを備える),
      WF-01C,WT-01A

WF-J1-130
1基あたりの推力:ミリタリー 7.4t,A/B 12.0t
基本的にWF-J1-100のマイナーチェンジ版。エンジン出力をやや増大させた物である。

WF-J1-150
1基あたりの推力:ミリタリー 9.0t,A/B 15.0t
WF-01高機動型のWF-01Sに初めて搭載された。
基本的にWF-J1-100のモデルチェンジ版。エンジン出力を増大させ、
推力偏向装置を搭載した物である。
主な搭載機:WF-01S,WF/A-01D

WF-J1-150C
1基あたりの推力:ミリタリー 9.25t,A/B 12.5t
WF-01S外部配備機専用の廉価モデル。WF-J1-150から推力偏向装置を取り払い、
出力コントロールを巡航性能重視にした物である。燃費が向上している。

WF-J1-200
1基あたりの推力:ミリタリー 12.75t,A/B 17.5t
WF-02Aに初めて搭載された。
基本的にWF-J1-150のフルモデルチェンジ版。エンジン出力を増大させ、
3次元推力偏向装置を搭載した物である。
主な搭載機:WF-02A

WF-J1-200S
1基あたりの推力:ミリタリー 12.75t,A/B 17.5t
WF-02のステルス性重視タイプのWF-02Sに初めて搭載された。
基本的にWF-J1-200のモデルチェンジ版。ステルス性を稼ぐために、
推力偏向装置を2次元にグレードダウンした物である。
主な搭載機:WF-02S,WF-02S改,WF-02SC,EW-02SC

WF-J1-220
1基あたりの推力:ミリタリー 12.75t,A/B 19.0t
WF-04Aに初めて搭載された。
基本的にWF-J1-200のモデルチェンジ版。エンジン出力を増大させた物である。
推力偏向は2次元とWF-J1-200と変わらないが、新たに逆噴射装置を採用。
主な搭載機:WF-04A,WF-04B

WF-J1-220C
1基あたりの推力:ミリタリー 11.0t,A/B 15.0t
WF-J1-220の燃費重視仕様。出力はやや低下している。
主な搭載機:WF-04J